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人にも感染するオウム病ってどんなもの?

走っている犬

オウム病は、人間やペットを問わずに感染する病気として知られています。オウム病クラミジアと呼ばれる病原体によって感染しますので、感染源を有しているペットが存在するのならば人間にも移ってしまう可能性は十分にあります。

その名前の通り、鳥から人間へと感染する可能性のある病気であり、オウムだけではなくセキセイインコなどの自宅で好まれているペットからも移ります。公園などに存在している野生のハトなどにもリスクがあり、日本で暮らしている限りは注意をしなくてはいけない病気の1つです。

具体的な経路としては、オウム病クラミジアの病原体を有している鳥が糞をし、それを吸引することによって動物や人間に感染します。糞に存在しているこの病原体は簡単に空中に飛散しますので、ホコリのように口や鼻から簡単に感染するリスクがあります。注意をしなくてはいけないのが、飼っているセキセイインコなどがこの病気にかかっていたとしても、一見するとその病状がわからないという点です。

オウム病は、その動物が弱っているときに糞などを通して感染することになりますが、健康状態である場合には菌が体内で増殖することを妨げます。そのため、ペットが健康的に弱った状態のときが一番危険であり、そのときに糞を通して大量に菌が排出されてしまうという特徴があります。

人間に感染した場合は、肺炎や髄膜炎、あるいは多臓器不全などを発症してしまって死に至る可能性も存在します。セキセイインコなどをペットとして購入している場合には、特に咳や高熱がでた段階でオウム病による肺炎などを疑った方が賢明です。

現実的にも、オウム病に関しては通常の肺炎の薬を用いても効果がありませんので、オウム病由来の肺炎であるかどうかを見極めることは、この病気を治療するうえで最重要のポイントになります。重症化してからでは間に合わないため、疑わしい点がある場合にはすぐに病院に行って相談しなくてはいけません。

また、ペットに愛着を持っているからといって必要以上に接触を試みることも良くありません。糞を通して感染するのが主な経路ですが、中には経口から直接的に感染する可能性もあります。具体的には、エサなどの口移しです。ペットに自分の口を近づける飼い主は多いですが、こういったことをするとそのペットが有している病気をもらってしまう可能性が高くなります。ですから、一定の距離を保って正しく飼うことが重要です。